花粉症がしんどい季節になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
弁護士の高井です。
ここ何年か、本屋大賞の大賞候補作10作を全部読むというのをやっております。
今年もだいぶ読みましたので、個人的に良かった作品を第一弾としていくつかおすすめしたいと思います。
1 「エピクロスの処方箋」 夏川草介(著)
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一昨年の本屋大賞の候補になって4位だった「スピノザの診察室」の続編。
内視鏡の素晴らしい技術を持っていて大学病院で活躍していたものの、小学生の甥っ子と一緒に暮らすために市中の病院に移った医師が主人公。
大学の助教授から持ち込まれた患者の治療を巡って、教授との関係性などが丁寧に描かれます。
個人的には、すごくキャラが魅力的な小説だと感じていて、主人公がやたらお菓子好きだったり、教授もパワハラだと言われても意見を変えなかったり、研修に来ている若い女性医師がすごく真摯だったりと、はちゃめちゃではない魅力がすごく感じられます。
最近、他の医師の方が書かれている小説などでも若手医師の環境・意識の変化などといったことが描かれていることが多く、医師の世界のあり方なども大変だなぁと思いますが(まぁ弁護士の世界も同じように感じることは多いです)、いろいろ感じられる素晴らしい作品です。
これ単体でも楽しめますが、ぜひ前作と続けて読んでほしい一冊でした。
2 「ありか」 瀬尾まいこ(著)
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家族のあり方の描き方ではピカイチだと思っている瀬尾まいこさんの作品。
離婚してシングルマザーになった女性を主人公に、子ども、自分の母親、離婚した夫の弟などとの日常生活が描かれています。
なんで離婚した夫の弟が出てくるの?いや、別にそこでまた恋愛が!とかいうお話ではありません。
人の優しさと強さが感じられる一冊でした。
3 「イン・ザ・メガチャーチ」 朝井リョウ(著)
第一印象は、分厚い!
で、タイトルを見て、メガチャーチって宗教の話?
いや、全然違いましたし、あっという間に読んでしまいました。
テーマとしては最近流行の推し活。
オーディション番組を経てデビューするアイドルグループを巡って、それをプロデュースする立場にある中年男性、人間関係に悩んでアイドルにはまっていく女子大生、推していた俳優が急死してしまった女性、3人の視点から推し活を軸に物語が展開していきます。
推し活の闇とか、人間のドロドロした部分とか、なんかそういう部分が非常に面白く描かれているのが凄いなぁと。
個人的にはアイドルとか全く興味ないんですが、その立場から見てもいろいろ興味深く読ませてもらった一冊でした。
というわけで今回はこの3冊をオススメしました。
次回、私の担当はちょうど大賞の発表直前ですので、残りのオススメとともに大賞予想をしてみたいと思います。
次回のホライズンのオススメ!は2026年03月11日更新予定です。




