あっという間に新年度になってしまいました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
弁護士の高井です。
さて、今回は前回に引き続き、今年の本屋大賞候補作の中から面白かった作品をご紹介したいと思います。
前回のオススメはこちら(https://www.horizon-law.jp/news/hontai2026/)
1 「探偵小石は恋しない」森バジル(著)小学館
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今回の大賞ノミネート作の中にも複数のミステリー作品が入っているのですが、個人的に一番刺さったのがこの作品。
最初はあんまり期待してなかったんです。表紙はなんか女の子の絵でライトノベルっぽいし、ミステリーと言いつつ実は恋愛小説要素の方が強いんじゃない?とか、いろいろ思ってしまって。
でも、実際読んでみたらあれあれ?という感じ。最後にたどり着いて、これめっちゃ面白いじゃん!となってしまいました。完全に期待を良い意味で裏切ってくれた作品です。
タイトルから分かるとおり、主人公は探偵事務所を営む女性なのですが、名探偵のように事件を鮮やかに解決したい!と思いながら実際は浮気調査ばかり。
探偵小説へのツッコミどころをちゃんと意識した人物設定はとても好印象。
他の登場人物もみんな良いキャラをしている一方で、ミステリー要素もしっかり楽しめます。
というわけで、候補作の中でミステリーだったらこれが一番面白かった!という意味でオススメです。
2 「熟柿」 佐藤正午(著) KADOKAWA
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今回のノミネート作の中で一番読後感がしんどかったのがこの作品。熟柿です。
主人公の女性は妊娠中にひき逃げ事故をおこしてしまい、交通刑務所で出産。
出所後、夫から離婚を告げられ、子どもの親権も取られてしまいます。
子どもにも会わせてもらえない中でもがき苦しむ母親の姿と、不器用で仕事もうまくいかず、前科者ということも含め苦しんでいく姿が描かれます。
仕事柄、いろいろ考えてしまう一冊でしたが、じっくり読んで欲しいなと思う一冊でした。
以上、10冊の候補作の中から個人的に良かったと思う5冊をご紹介しました。
明日9日に大賞が発表なのですが、個人的な予想としては
本命 イン・ザ・メガチャーチ
対抗 ありか
かなぁといった印象です。
個人的には「エピクロスの処方箋」はかなり好きなんですが、続編ということでやっぱり不利かなと。
あと、「探偵小石は恋しない」もかなり好きなんですが、ミステリーはちょっと不利かなと。
で、「熟柿」はちょっとテーマが重くてなんとなくしんどそう。
ということで考えてみました。
なんにしてもどれも素晴らしい作品でした。
ぜひ手に取ってみてください。
次回のホライズンのオススメ!は2026年04月15日更新予定です。




