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【ホライズンのオススメ! №276】「invert 城塚翡翠倒叙集」

9月になって一気に秋の気配が強くなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?弁護士の高井です。

まぁ今年の夏はコロナのせいもあってどこに遊びに行くわけにもいかず、せっかくの夏休みも自宅でおとなしく。むしろ良いタイミングとばかりにコロナのワクチン接種が予約できたので、副反応対策も含めて家でおとなしくしていました。

そんなわけで、久しぶりにある程度まとまった時間が取れたこともあり、買ってあった本をいろいろと読んでみました。

その中で、今回オススメしたいのは、相沢沙呼さんの『invert 城塚翡翠倒叙集』という作品です。

昨年度、本格ミステリ大賞を受賞した『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の続編です。

前回は一本の長編作品でしたが今回はどちらかというと中編。さらに倒叙ミステリーということで前作とはだいぶ毛色が変わりました。
といっても、そもそも倒叙ってなに?という方が多いかと思いますので簡単にご説明しますと、ミステリーの中でも最初から犯人がわかっていて、アリバイ崩しや犯行方法などを探偵役が解明していく形式を倒叙と言います。
最近一番有名なのはやはり古畑任三郎シリーズでしょうか。

主人公のちょっと個性的な美少女のキャラは全作以上に際立ったように思います。
そのトリックやアリバイなども非常に魅力的。
個人的には前作以上に楽しめた一冊でした。

ただ、あえて難点を挙げるとすれば、表紙がなんとなく手に取りにくいところが玉に瑕でしょうか。

ぜひご一読ください!


次回のホライズンのオススメは9月15日更新予定です。

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