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LEGAL NEWS TOPICS vol.085

法律や訴訟に関連した最近のニュースから気になるものをセレクトして弁護士の視点でコメントしています。
今回は10月22日から10月28日までのニュースです。


【1】大阪・摂津職員 カラ残業、焼却施設8人3年間 市が調査
https://mainichi.jp/articles/20171024/k00/00m/040/158000c

から残業というと職員が違法なことをやったかのように聞こえるが、よく読むと労使協定で決まっているということなので、そもそも協定の締結自体が問題なのでは?
制度の移行に伴って調整をしたということだと思われるが、これはこれで仕方ないようにも思われる。

【2】背任容疑の阪大元教授不起訴=偽装取引で研究費不正-大阪地検
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102401112&g=soc

2億2000万円の不正利用が疑われるケースで不起訴処分と言うことだと、起訴猶予というよりは嫌疑不十分なのだろう。横領等の立証は難しいケースが多いがそういうことだったのだろうか?

【3】「ビフォー・アフター」原則禁止に=美容医療トラブルで広告規制-厚労省方針
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102500837&g=soc

広告トラブルを減らすための指針がまた増えるということ。まぁ美容医療はトラブルが多いので仕方ない部分もあると思われる。

【4】いじめ 暴行動画拡散で不登校 中1男子、同級生ら提訴
https://mainichi.jp/articles/20171026/k00/00e/040/196000c

暴力自体がやはり違法行為だし、それを動画で拡散するのも立派ないじめということになるだろう。しかしこんな証拠に残ることをしてなにがしたかったのか根本的に疑問。

【5】建設石綿被害 初の2審判決、国とメーカーの責任認める
https://mainichi.jp/articles/20171027/k00/00e/040/376000c

石綿被害の訴訟で国とメーカーの責任を認める高裁判決が出たという報道。被害者の数も多いので今後の動向は注目されるところ。


次回のLEGAL NEWS TOPICSは11月6日(月)更新予定です。

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