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【ホライズンのオススメ! №488】國友公司著『ルポ三部作』(彩図社)

みなさんこんにちは。ホライズンの荒井でございます。

12月も半ば、年末が見えてきておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
仕事の追い込みでお忙しいことと思いますが、今週もオススメ記事、ご愛読いただきありがとうございます。

 

忙しない年末に、あえての異世界をご紹介。

國友公司著「ルポ三部作」(彩図社)

「ルポ西成」「ルポ歌舞伎町」「ルポ路上生活」でございます。

筑波大卒の國友氏が、アングラワールドの「現場」に身を置いての高リスクルポです。
面白くて一気に読破しました。國友さんの体力が凄すぎる(笑)。

 

最初に手に取ったのは、「ルポ歌舞伎町」

歌舞伎町モノは、ホストや暴力団、風俗の業界話がメインになりますが、はたで見ているより危ないんだなーという感じでしょうか。
身近なようで遠いアングラワールド。
あなたの(深くは)知らない世界ってやつです。
現場の面白さに惹かれ、西成と路上も一気にお取り寄せ。

 

続いて、「ルポ西成」

サブタイトル「78日間ドヤ街生活」にあるとおり、2か月半もこんなところで生活してたのか・・・私にゃ無理です。
知人に、以前西成に住んでいたという人物がおり、その方からなんとなーく輪郭だけは話に聞いていましたが、
その事前情報と大きな齟齬はないものの、なかなかスリリング。

 

最後に、「ルポ路上生活」

路上生活の実態はともかく、どういったマインドや思考の方々が敢えての路上生活を選択しているのか、という点が一番興味深かったかと。働かず、納税もせず、なんとか食いつなげてしまうのは、世の中の慈善や偽善のおかげだったりするのでしょうか。

3つの異世界、どれも自分たちと隣り合わせなのに、良く知らないことだらけ。
身を投じたくはないけれど、見てみたい。そんな怖いもの見たさを満たしてくれる3冊です。
お正月早々向けではないかもしれませんが、サクサク読めてしまうので、休暇を使ってぜひ異世界へトリップしてみては( `ー´)ノ


次回のホライズンのオススメ!は2025年12月24日更新予定です。

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