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【ホライズンのオススメ! №218】スタートライン債権法

こんにちは、田代です。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、2017年に債権法分野を中心に民法が改正され、今年の4月から改正民法が施行されました。
※債権法とは、契約等のルールを定めた分野を指します。

企業の方のお話を聞くと、改正民法について関心がある方が多いように感じます。
中には、改正部分だけでなく、そもそも民法の全体像がよくわからないという方もいらっしゃるようです。

仕事の中で「契約の解除」、「損害賠償請求」、「連帯債務」、「請負契約」、「約款」といった法律用語を聞いたことはあるが、いまひとつ内容がよく分からない。
そういった方にオススメなのが、『スタートライン債権法』(著 池田真朗)という本です。

https://www.amazon.co.jp/dp/4535524556/ref=cm_sw_r_cp_api_i_kNxbFb8KQFVYJ

この本は、債権法分野を中心に解説がなされた入門書ですので、体系的に債権法の内容を学習することができます。
改正内容についても適宜触れられていますので、改正内容の概要は本書のみでも十分把握することができます。

本書は、「初心者が取りつきやすく、しかも最後まで読み切れる入門書」と標榜されているとおり、初学者への配慮がなされています。
例えば、学習方法のアドバイスや学習レベルごとに分けた注記が記載されています。
中には発展的な内容もありますが、中上級者のマークが明記されているため、初学者の方は読み飛ばすことができます。

また著者の池田先生は非常な著名な民法学者であるため、内容の正確性は担保されています。

私自身、大学1回生の頃に、本書から民法の学習を始めました。
本書に出合ったことで、民法の勉強が楽しいと思えるようになり、今では民法を仕事として使えるようになりました。

腰を据えて民法の学習をしたいと考えていらっしゃる初学者の方にとてもオススメですので、よろしければお読みください。


次回のホライズンのオススメは7月15日(水)更新予定です。

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