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LEGAL NEWS TOPICS vol.115

法律や訴訟に関連した最近のニュースから気になるものをセレクトして弁護士の視点でコメントしています。
今回は6月10日~6月16日までのニュースです。


【1】ポーラ、生涯勤務可能に 定年後再雇用の制限を撤廃 人生100年時代に対応
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180614/bsc1806142131010-n1.htm

定年を廃止するというわけではなく、再雇用について上限を設けないと言うことの模様。どういう制度設計になるのか興味深いが、いったん定年で雇用条件等を見直した上で雇用は継続すると言うことか。

【2】トヨタ、相談役・顧問を大幅減 奥田氏、渡辺氏は無役に
https://www.asahi.com/articles/ASL6D76B0L6DOIPE02Y.html

相談や顧問を減らすという報道。会社法上の役員に該当しない相談役等で責任の所在が不明確になりやすく海外の投資家などから厳しい視線を向けられていることも影響しているのだろう。実際上の院政みたいなことになる危険もあるので正しい方向だと思われる。

【3】18歳成人、22年4月から 改正民法が成立
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3169712013062018MM0000/

成人すると言うことはいままで保護されていたことが保護されなくなると言うこと。消費者被害などが増えていくことが懸念される。

【4】目黒の女児、なぜ救えず 虐待死4人に1人は児相が関与
https://www.asahi.com/articles/ASL6J6F5WL6JUTIL00K.html

児童相談所も件数が増えていることなどでなかなか十分な対応ができていないケースも多い。あまりに干渉しすぎるとそれはそれで問題になってくるので非常に難しい問題。

【5】「刑事免責制度」初適用へ 覚醒剤密輸事件の証人 東京地裁
https://www.sankei.com/affairs/news/180614/afr1806140010-n1.html

いよいよ始まったものの今後の運用に注目が集まる。


次回のLEGAL NEWS TOPICSは6月27日更新予定です。

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