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【ホライズンのオススメ! №316】競争の番人

あっという間に梅雨明けして猛暑日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?弁護士の高井です。

読書の夏!?ということで、今回は最近読んだ本をちょっとご紹介しようかと思います。
7月からドラマ化もされる新川帆立さんの「競争の番人」です。

作家の新川帆立さんは元プロ雀士、東大法学部を出て弁護士として稼働していた経歴を持ち、ドラマ化もされた「元彼の遺言状」でこのミステリーがすごい大賞を受賞、かなり勢いに乗っている作家さんです。

で、今回の「競争の番人」、主人公は公正取引委員会で働く審査官。
いろいろとこじらせまくってます。
まず職場自体が公正取引委員会、お役所の中でも決して目立つ役所ではなく、権力があるわけでも無い、調査対象者からもいろいろと見下されてなかなか大変な思いをさせられます。
どうにも個性的な母親との関係性もこじれるわ、彼氏との関係性もこじれていくわとなかなか盛りだくさん。
いや、20代後半の若い女性が主人公ということで悩みの深さがにじみ出ます。

もちろん著者が弁護士というだけあって法律的な切れ味鋭い議論と論理の巧みさは健在。

いや、なかなか面白く読めました!

というわけで暑くて外に出るのがはばかられる今日この頃、冷房の効いた部屋で読書というのはいかがでしょうか?


次回のホライズンのオススメ!は7月6日更新予定です。

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