みなさんこんにちは。ホライズンの荒井です。
3月といえば、ひな祭り。
女の子がいてもいなくても、かわいくて綺麗な日本の伝統行事ですね。
日本の行事をはじめとする、いわゆる伝統的なモノ。
職や衣服、行事、いろいろありますが、時代劇、時代小説好きのわたくしからすると、これらを詳しく知りたいという欲求にかられます。
そこで、江戸時代の街や人々の暮らし、当時の風俗を知ることができる一級資料をご紹介。
「守貞漫稿(もりさだまんこう)」です。

今回ご紹介した書籍は、守貞漫稿図版集成上下巻で、膨大な挿絵に解説を加えて近年刊行されたものの普及版です。
守貞漫稿は、江戸時代後期の様々な風俗(食、行事、風習、服飾、職業、言語など)を多数の絵図とともに記録した、いわば江戸時代風俗事典です。
作者は喜田川守貞(行政じゃなくて、一個人!)。
天保8年から約30年ほどかけて作成されたもので、当時の人々の暮らしを知るための第一級史料と言われています。






当時の流行のヘアスタイル、住宅の様子、籠(今でいうクルマ!?)、そしてひな人形まで、あらゆる風俗が掲載されています。
現在では、国立国会図書館のサイトでデータをいつでも見れちゃうという、すごい時代になりましたが、
時代モノファンとしては、手元に置きたい。
そんな所有欲が湧き、守貞漫稿図版集を入手したのでした。
以前から、ちくま文庫で豊富に発刊されている、江戸時代の食文化等の歴史の書籍は多数読んでいたのですが、
出店や掲載図画は、守貞漫稿を参考にしたり、引用されているものも多くあります。

今回ご紹介の本が手元にあると、すぐに原典に当たれる楽しさがあります。
守貞漫稿は、江戸のみならず、京や大阪の風俗も多数記載されており、当時からの関東と関西の文化の大きな違いを知ることもできます。
現在は、古書としてしか取り扱いがないかもしれませんが、国会図書館のサイトでも見ることができますし、息抜きに、いにしえの日本文化を深く観察してみるのも面白いかもしれません。
以上、江戸loverの荒井からのおすすめでした。
次回のホライズンのオススメ!は2026年03月18日更新予定です。




